コメント : マツオリエ
飛び石連休でそこそこに混んでるサイパン!(文化の日はハッピー・マンデーにならないのですね。)
ちなみに本日のサイパンは4年に一度の大イベント「総選挙」がありました。ビーチへ向かう途中、投票所を通っていくと大盛り上がりの地元の人がたくさん!面白かったです。詳しくはこちらをご覧ください。→
2005年総選挙!
さて、午前2ダイブのグロット!
1ダイブ目はナポレオン、オニカマス、4種類のアジを見ながら大物狙いで遊んできました。すでに大満足ダイブでしたが、2ダイブ目はもっとスゴカッタ・・・笑いが止まらない!!!
2ダイブ目はグロットの穴周辺で遊びました。
珍しいミスジアオイロウミウシ変異種(本によってはクラカーイロウミウシ)を見て、カノコイセエビの巣を見て、オレンジフィンアネモネフィッシュ(ミクロネシア固有のクマノミ)とイソギンチャクエビやアカホシカニダマシ...
カメラをお持ちのお客様に満足していただける被写体がテンポよく見られ、ガイド側もノッテきます!
「この勢いで左の洞窟まで足を伸ばそうかな?」と中層を泳いでいると、「出る出る大物!」になってしまい左の洞窟へ行くのを中止しました。笑。
まず、ナポレオンのメスが岩肌についている藻を美味しそうに食べていました。
なぜだかユカタハタがくっ付いていました。ナポレオンにはたいていカスミアジなどがお供に付いているので、とても不思議に思いました。
もしかしたら寝床にナポレオンが現れて表へ出てきて、「ちょっと、あんた!私ん家に何の用なのよ!!プンプン。」と怒っていたのでしょうか?
ナポレオンがいる間、ずっと近くでウロウロしていました。 笑。
お客様には、ナポレオンを激写するチャンスなので「撮って撮って!」と撮りまくっていただきました。
すると、すぐ下の岩ではカメが藻を食べているではありませんか!
そうか、もうランチタイムだなぁ。「何食べようか?」と思わずお客様にご相談してしまいました。
しかし、お客様はカメを撮るべきか、ナポレオンにするべきか...悩むところですね。
私でしたら、すかざすナポレオンを選びます。ナポレオンとの遭遇率はカメに比べると低いことと、1mくらいの距離にいるのに逃げないイイ子だからです。
皆さん、迷った時は「ガイドにどっち?」と指を差して聞いてください。とっさの判断で「遭遇率と撮りやすさを天秤」にかけます!
そんなことをしていると、左の水面から大きなロウニンアジがこちらへ向かって来ます!
「きゃ〜!!」心の中で大絶叫。
シゲさんに教えてもらったアジを呼ぶ方法を使用して、「こっちへ来い。こっちへ来い!」と念じていました。
どんどんロウニンアジが近づいてきます。ここでもお客様には激写!をお願いして、無事に撮り押さえることができました。
「ふう〜。」と一息していると、寝ぼけたカメが私達ダイバーに大接近してきました。しつこくお客様に「撮って撮って撮って!」です。
2mくらいまで近づいた時、カメは突然の出来事に驚いたように慌てて泳いできました。
それでも寝ぼけているので「ボ〜」としたまま泳いで行き、そのままグロットの外壁にど〜ん!とぶつかっていました。一同、大笑い。
大騒ぎしていたダイバーの頭上ではネズミフグが漂っていました。もちろんコチラもカメラ・カメラ!
さて、これだけ大物が現れたので「サメを見れば完璧ね!」とスレートに書いて帰ろうとしたとき、1ダイブ目に見た大きなナポレオンとカッポレ(アジの仲間)のペアが現れ大満足。
その場所から離れる決心がつきました。笑。
はじめのナポレオンを見てから最後のナポレオンを見るまでの移動距離は5mくらいでしょうか。 楽して大物バンバン!笑いが止まらない。
本日の画像は、穴の中に戻ってから見つけたハリセンボンの仲間です。
とても巨大なハリセンボンで頭というか顔が30〜40cmくらいで、体長は70〜80cmくらいでしょうか。うまく洞窟の隙間に逃げてくれたので、「とうせんぼ」しながら撮りました。
ちょっと粘りすぎたかしら? ハリセンボンが切羽詰ってきたので可哀相になりました。意地悪な「とうせんぼ」はやめてエキジット。 「はぁ。満足ほくほく!!」
○ポイント情報
日 時 :11月5日
場 所 : ミクロネシア・サイパン
ポイント : グロット
天 候 : 晴れ
風 : 東 6m
波 高 : −m
気 温 : 30℃
水 温 : 29℃
透明度 : (↓)35m
透視度 : (→)35m
I N : 11:48
OUT : 12:43
潜水時間 : 54分
MAX : 22.8m
AVE : 13.2m
【 撮影 ヤマモトジュンさん 】
サイパンポイント情報
2005年11月5日号
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