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マツオダイスケ
サイパンで有名なポイント「グロット」。お客様にも大変人気のあるポイントです。
年末年始から荒れている状態が続いております。日が経つこと約3週間・・・・・。スタッフも待ち望んでいたグロットに、今週末マツオ姉が初潜りすることができました。
しかし、大きな波が打ち寄せるときもありますので、経験のあるお客様しかご案内するのが難しい状況です。
オブジャンビーチはエントリー可能ですが、リップカレントは強く、エントリー&エキジットには注意を払わなければなりません。
今回のポイント情報でもある、ラウラウビーチは少しずつ海が落ち着いてきました。今のところ一番快適に遊べるのではないかと思います。
突然ですが、ラウラウビーチと言えば、アジ玉とカメ、もうひとつはハゼとテッポウエビの共生が代表的な生き物かと思います。
そして本日はハゼにターゲットを絞って、お客様とカメラ小僧してきました。
ご存知の方も多いと思われますが、ハゼとテッポウエビの共生について少しお話をさせていただきます。
テッポウエビは自分で作った家をハゼに提供します。
代わりにハゼは目の悪いテッポウエビの目となり、外敵が来たらテッポウエビに信号を送り知らせてあげるようです。
すごく簡単に書きましたが、これがハゼとテッポウエビの共生です。
さて、ハゼはビーチ全域にいるので、ロープを抜けると全てがフィールドとなります。
探すまでもなく、目に入ってくるほどたくさんのハゼが巣穴の入り口で門番をしています。「エッホ、エッホ!」と声が聞こえてくるように、テッポウエビがせっせと砂を運び、家作りに精を出しています。
なんとも微笑ましい光景です。何度見ても飽きることなく気持ちは和みます。
そして、カメラで撮影するときは、やはりハゼとテッポウエビをセットで収めたいものですよね?
いざカメラを構えると殺気が伝わってしまうのでしょうね。ハゼが尾びれを「プル・プルッ!」と動かし、目の悪いエビに信号を送ります。
では、なぜ目の悪いテッポウエビは信号がわかるのか?と疑問が出てきます。
なんでも巣穴から出るときには、長い触角を必ずハゼの体やヒレに接触させて信号を感じとるそうです。
と言うことはハゼをいかにビビらせないかがポイントになってきます。
息を飲むように慎重にハゼとの距離を縮めます。
寄り方がヘタクソと言うこともあると思いますが、すぐに引っ込む怖がりなハゼ・動じないハゼと性格は様々です。
何匹目でしょうか?肝の据わった個体をみつけることができました。テッポウエビに合図を送っている様子もありません。エビも一生懸命砂を運んで頑張っています。
根性のあるハゼに救われて、今回の画像を撮影することができました。「ヤマブキハゼ&テッポウエビ」です。
名前の由来でもあるヤマブキ色の斑点に目を奪われがちですが、エラの下の綺麗な青色の斑点も見逃せません。
ラウラウには他にも固有種のハゼ、サイパンでは数が少ないハゼと数種類のハゼを観賞することができます。
アジ玉で上を見上げるのも良いですが、たまには目線を下に運んでみるのも良いですね。
最後になりますが、皆様!2月以降のご予約に空きがあります。どうぞ楽しいサイパンダイビング旅行をご計画ください。
随時メイダイブのホームページにて「お得なサイパン旅行!」の情報を掲載していきます。皆様、こちらのチェックもよろしくお願いいたします。