サイパンポイント情報
2006年12月3日号
○ポイント情報
日 時 :12月3日
場 所 :
ミクロネシア・サイパン
ポイント :グロット
天 候 : 晴れ
風 : 東 6.2m
波 高 : −m
気 温 :
31℃
水 温 : 28℃
透明度 : (↓)40m
透視度 : (→)40m
I N : 9:26
OUT :
10:10
潜水時間 : 44分
MAX : ちょっと深め
AVE : 10.9m
撮影 :マツオダイスケ
コメント :
マツオダイスケ
今週は風が強く、各ビーチに影響が出ていました。オブジャンは波が高く、エントリーするのが難しい状況が続いております。
グロットは干潮時を狙っても大きな波が来ており、冬の海らしくなってきました。海の中はウネリが少しあるものの、陸から見た感じとは違ってのんびりと過ごすことができました。
ラウラウは水面がバシャバシャと波立ち、リップカレントも強めに出たり、手前のほうは濁った日もありましたが、週末に向け海は回復してきています。
さて、今週のポイント情報はグロットです。
今日はとてもしびれる1ダイブとなりました。
冒頭にも触れたように波は大きいです。エントリーとエキジットの時はより慎重に行わなければなりません。
潜りに来ているダイビングショップも少なく、メイダイブがダイビングをしていた時間は貸切でした。今の海況ですと、経験豊富のお客様しかご案内するのが難しいです。
そして、本日はスタッフ2名・お客様2名とマンツーマンのバディダイブで遊んできました。
マツオ姉チームは大物ぶらり旅、僕のチームはヘルフリッチへ会いに行ってきました。洞窟内では4人で一緒に行動をして、外洋へ出てから二手に分かれました。
しばらく泳いで、振り返ってみるとまだマツオ姉チームの吐いたエアーが見えます。距離にして40メートルぐらいはあったと思います。視界良好です!
目線を前方に戻すとカメの参上です。「おいで、おいで。」と手招きしているとグングンとこちらに近づいてきます。
しかも、カメの遥か後方に大きなナポレオンもいます。
「近づいてくるカメも見たいし、遠くのナポレオンも気になる。う〜ん困った。」潜ってすぐに遭遇した大物に僕らの目は「カメ・ナポ・カメ・ナポ」と激しく目移りしてしまいます。
ナポレオンはすぐに遠くへ泳いで行き見えなくなりましたが、カメはまだ近づいてきます。「どこまで来るんだろう?」とドキドキと胸が躍ります。
カメはあと3メートルという所まで来てくれました。しかし、手招きしているのが男二人組だとわかった途端「クルッ」とUターンをして遠くへ泳いでいてしまいました。
「あいつはオスに違いない。笑」
カメと別れて目的でもあるヘルフリッチに会いに行ってきました。
お客様曰く「ヘルフリッチも人がいないから悠々とホバリングしてくれて、じっくり観察できたね。」とのこと。
僕も同感です。
しかも、ジワ〜と寄れば近くで撮影を許してくれるおりこうさんです。
ヘルフリッチと別れて移動しようとしたとき、「ピーン!」と棒のようなものが岩陰から突き出ています。
「???。・・・・・なんだろう?」
近づいてよく見たら正体がわかりました。本日のビックリゲスト第1弾「大きなマダラエイの尻尾」です。大きさは尻尾まで入れると、僕の体とほぼ同じ大きさです。
これはデカイっ!(僕の身長は172cmです。)
大きな体はまるで中華料理の円卓のようです。北京ダック・チャーハン・ギョーザ・酢豚・もやし炒め、もちろんビールも。
どんなにお皿が来てもあっさりと並べられそうです。笑
エイはぐっすり寝ていたので、エラの動くたびに寝息が聞こえてくるようにも思えました。寝ていると言うことは隙だらけと言うことでもあります。
お客様とエイのツーショットをバッチリ撮ることができました。
上の画像は円卓顔負けの「マダラエイ」です。
洞窟に戻る前に外洋を散歩しているとカメ×3匹に遭遇することができました。
今日はなんだか大物運が強いようです。そして、洞窟に戻るとビックリゲスト第2弾の登場です。
なんと、穴の中でロウニンアジ&サメを見てしまったのです。まだ子供のサメとは言え、サメが小さく見えるのですからロウニンアジの大きさが計り知れます。
今まで外洋でしか遭遇したことがなかったので、嬉しさと驚きでいっぱいです。
ダイビング後、お客様と穴で見たから「穴ロウニン」とニックネームを付けて二人で余韻にひたってました。絶え間なく大物と遭遇することができたので、僕もお客様も大・感・激!!!
今日出会った生き物は毎日見られるわけではないので、とてもスペシャルな日となりました。
<オマケ>
マツオ姉です。ダイスケに付いて行った方が大物三昧だったかも・・・。負けずにギンガメアジ・バラクーダ・カメなど見てきました! が、・・・やっぱり負けました。笑。
ス ペ シ ャ ル 版 グ ロ ッ ト 編
ス ペ シ ャ ル 版 ラ ウ ラ ウ ビ ー チ 編
○ポイント情報
日 時 :12月3日
場 所 :
ミクロネシア・サイパン
ポイント :ラウラウ・ビーチ
天 候 : 晴れ
風 : 北東 5.8m
波 高 : −m
気 温 :
31℃
水 温 : 28℃
透明度 : (↓)35m
透視度 : (→)35m
I N : 11:35
OUT :
12:34
潜水時間 : 59分
MAX : 17.7m
AVE : 10.9m
撮影 :イシカワヨウコさん
コメント :
マツオダイスケ
グロットの興奮冷めやらぬまま、車でおよそ15分。ラウラウへ到着です。
ラウラウでは癒し&最近見かけない巨大アジ玉を求めて沖の砂地まで行ってみることになりました。
エントリーすると、小玉になってしまったアジ玉が出迎えてくれましたが、先日発見したクリーム色のハダカハオコゼはいませんでした。ガックリ・・・・・。
しかし、こういうときこそポジティブシンキングです。2人から4人へと仲間も増えたので、生き物を発見するチャンスが2倍になったのですから心強いです。
新たな遭遇を求めて沖へ向かいます。
早速、4人効果が発揮されました。女性陣が小さなウミウシを見つけてくれました。
テンテンコノハミドリガイとチドリミドリガイです。「怪獣みたい。」とマツオ姉。画像はまたの機会にアップします。
岩陰にはすごく綺麗な個体のハミノカサゴの幼魚もいました。
ゴツゴツした岩も少なくなり、砂地地帯へと入ります。沖は透明度も良くなっているので、泳いでいてとても気持ち良かったです。
「ぶ〜ん。」と空を飛ぶように泳いでいると、砂地を這うようにスローで動いている魚を発見!!!
ビックリゲスト第3弾の登場です。
サイパンではレアな魚「セミホウボウ」です。
僕は初めてのご対面でした。この魚インパクトありすぎです!
カエル顔で頭にはアンテナが付いていて、胸ビレはまるで扇子のようです。
さらに、セミホウボウの行動が面白くって顔が緩んでしまいます。
近くに寄るとたたんでいたアンテナをピンっ!と立たせてダイバーを威嚇します。
でも怖くありません。彼の精一杯の行動が逆にとてもキュートに感じられました。移動するときは翼のような胸ビレがあるのに、ヒレは広げるだけで使いません。
胸ビレに隠れてわかりずらいのですが、腹ビレを足のように使って移動します。二足歩行しているようにも見えました。
エキジット後のみんなの感想をまとめると、「飛べない鳥でもあり、泳げない魚。その前にいろいろ無駄がありすぎるよね。でもカワイイ〜!」と言うことでした。
ラウラウ編の画像は胸キュン♪間違いなしの「セミホウボウ」です。
数分後にはお客様の「おぉぉ〜!」と言う叫び声が耳に届きました。振り返ると、これまた初めてのビックリゲスト「ヨコシマサワラ」が2匹仲良くたわむれていました。
距離は少し離れていたものの、大きさは2メートル近くはあったと思います。
「2mはありそうなカップルか? メスはオスに騙されて連れて来られたか? だから『よこしま』サワラなんだよ。」と名前の由来、外洋性の魚が湾内にいる可能性について考えたお客様のコメントです。
「そのネタいただき!」とココに掲載しました。
帰りには新発見のアズキ色のハダカハオコゼもいて・・・ラウラウ!スゴスギ!! バディダイブは楽しいな♪
<オマケ>
マツオ姉です。ダイスケ組にくっついて行って大正解!! 笑。
最後になりますが、12月以降のご予約に空きがあります。どうぞ楽しいサイパンダイビング旅行をご計画ください。
随時メイダイブのホームページにて「お得なサイパン旅行!」の情報を掲載していきます。皆様、こちらのチェックもよろしくお願いいたします。