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：マツオリエ
かなり長い間・・・ポイント情報をさぼっていました。ゴールデンウィークだけのせいにしてはいけませんね・・・苦笑。
さて、久々のポイント情報はテニアン島のフレミングについて書きます。
ＧＷが明けると途端にダイバーが少なくなるサイパン。お客様のリクエストにあわせて、事前にボートダイブの予約を入れてスタンバイをしているのですが、ダイバーが集まらず欠航となる事態がたびたび起きています。
前日にボート会社から連絡があるので、大慌てで別のボートを探している状態です。なんとか目的のボートが見つかっているので幸いです。 「ふぅ。」とため息がもれます。
今日は運良く？ボートが出航したので、スピードボートに乗ってテニアンへ渡ることができました！
ダイバーの数は少なく、海峡も穏やかなので、ボートの早いこと早いこと。ボートの揺れがほとんどなく、船に弱い方の感想でも「これなら大丈夫。十分に耐えられる範囲」だそうです。
ほどなくフレミングへ到着！潜る前に海を見下ろすのが大好きですので、さっそく海を覗き込みます。
快晴の中、フレミングの深い水底に向かって伸びていく太陽光線が美しく、透明度も高いことがわかるので、わくわく感が盛り上がってきます。
準備を整えてエントリーです。すこし流れのある水面でしたが、頑張ってブイのあるロープまで泳ぎます。ロープにつかまってしまえば、楽チン潜降で水底へ着底です。
ゆるい流れに耐えながら断崖絶壁のところへ移動し、深みへ潜って行きます。ハナゴイやミジットクロミス、その他のスズメダイの群れが舞っています。テニアンブルーに映えてウットリします！
美しい色合いのスミレナガハナダイもいます。オスの体色は何とも神秘的な色で惹きつけられてしまいます。（窒素酔いがほどよく効いているのかもしれません。笑。）
水深があるのである程度過ごしてから、そそくさと浅い水深へ移動します。
水深をあげていくと、クマノミのペアがいます。
ここの個体は体色が美しく、「被写体には持って来い！」のものです。またタマゴを産んで世話をしながら守っていました。タマゴの目玉はかなりギラギラしているので、もうすぐ孵化します。
お客様はクマノミの撮影に夢中になっていると、どこからかカンカンと大きな音が聞こえてきます。自分のすぐ近くの中層でカメが「くるくるふわふわ」とダンスをしているみたいに泳いでいます。
よく観察していると、時折止まってお口をモゴモゴしています。そして、また踊り出すような感じです。フレミングのカメは、底に生えている海藻を食べている姿がほとんどなので、とても珍しい光景です。
それでもしつこくカンカンと音を鳴らしているガイドがいるので「何かな？」と思っていたら、そのグループのお客様がガイドから離れて、どんどんカメに向かっていきました。
私たちの近くまで来るとダイバーは気がついたようで、自分のガイドを探しはじめました。「あっちのグループです。」とお知らせしました。無事に合流できて良かったです。
その後、しばらく優雅なカメのダンスを見て、ランチタイムのカメを探しに行きました。流れに乗ってスルスルと移動すると、岩のように水底にへばりついてカメが食事をしています。脇目も振らず、一心なカメです。
お客様とじわじわと近づきながら「カメの撮影会」の始まりです。私もポイント情報用に撮影しました。笑。
本日のこの一枚、逃げないカメを撮影するお客様！です。皆様、ベストシーズン突入です。ぜひテニアンブルーを体験しに、カメに会いに行きましょう！リクエストお待ちしております。
そして、安全停止のときにマダラトビエイが現れ・・・「さっきまであそこに居たのだから、もっと早く来てくれればいいのに！」と思ってしまいました。笑。
水面に近づくにつれ５００円玉くらいのクラゲが、ふわふわと泳いでいるのが見えました。中層を泳いでいたカメはこのクラゲを食べていたのかもしれません。
丸々と可愛い大きさと色合いのクラゲでした。この北マリアナでクラゲは珍しいのです！
夜にインターネットで色々と調べ物をしていたら、「台風１号発生」のニュースがありました。フィリピンの東にあるので、サイパンへの影響は少ないと思われます。
真相はわかりませんが、「台風ができて風向きが変わると、クラゲが発生する。」と聞いたことがあります。もしかして「それ？」だったのかな？？？
最後になりますが、皆様！６月以降の楽しいサイパン・ダイビング旅行をご計画ください！！ダイビング、ゲストルームの空きがございます。
またメイダイブのホームページでも、随時「お得なサイパン旅行！」の情報を掲載していきます。こちらのチェックもよろしくお願いいたします。
