コメント
:マツオリエ
新年度となり新しい生活が始まりました。歓送迎会、入園・入学式など行事も目白押しでお忙しい方が多いと思います。
その影響でしょうが、サイパンは至ってのんびり南国ペースでの一週間が過ぎました。
そして、ボート会社のキャプテン達は口を揃えて「お客さんナイ...ヒマ...今日3人だけ...」と泣きが入っていました。メイダイブも人のことは言えませんが...泣。
(安い旅行代でゆったりサイパン旅行をされるなら「この時期」が狙い目です!)
私は文字化けしたホームページ善後策に追われて、全然のんびりできなかったのですが、現在は正常な状態になりましたので、やっとのんびりできます!?
しかし、お客様がおいでにならないと商売アガッタリ・・・頑張らなければいけません。と言い訳をして、遅れた今週のポイント情報をお送りいたします!
本日は、気持ちよく晴れているので、久々?のダイビングをしにラウラウへ向かいました。
その途中で、だんだんと雲が出てきたので、久しぶりに雨が降るかもしれません。水不足ですので「ど〜ん!」と雨が降ってほしいです。
さて、ベタベタで穏やかな湖のようなラウラウビーチ。水面を見渡すとかなり沖まで濁っている様子です...
「生き物ネタのチェックと探し」が目的ですので、スノーケルをしながら水面を泳いで移動しました。
いつもの場所では、アジ玉対カスミアジの戦いが行われており、のんびり眺めながら沖へ向かいます。逃げまどうアジ玉は水面近くを泳いでいくので、けっこう楽しめます。
カスミアジの猛烈なアタックを受けたときには、水面のダイバーを無視して逃げるので面白さも迫力も十分です。
もちろん「間近で見る水中ショーがダイビングならでは!」の醍醐味ですので、帰りにたっぷり見ることにしました。
ただ、ひたすらスノーケルして行きました。 そして、潜降ポイントに到着し、一息入れてブクブクと潜りました。耳に感じる排気の音・・・あぁ〜、染み渡る心地良さ♪ダイビングが大好き!と改めて感じました。
最近は大きな低気圧が来ていないので、海の中では海草や藻がたくさん育っています。その隙間を丁寧に探して行くと、「居ました!キマダラウミコチョウ(ウミウシ)」
この個体にしては大きめ(4mm)で、本日の画像にしよう!とかなり粘って撮影しました。
マクロレンズを持っていないので、デジカメのマクロモードだけでひたすら撮りました。想像よりもキレイに撮れていたので満足です。
そして、沖へ向かいハゲヒラベラのグループが居る所、イエローカーディナルフィッシュやキンメモドキの幼魚と成魚が混在している所、その他の魚ネタの所をチェックして行きました。
キンメモドキを撮影しているとき、魚が自らカメラに近づいてくるので何事?と思いきや、マダラエソにアタックされて逃げていました。
画像を見ると、大きな目がさらにビックリしているので、何だか笑えるものとなりました。
しばらくして(水温が28度後半とは言え)寒がりな私は、かなり冷えてきたので帰ることにしました。もともと1時間ダイブの予定でしたので、ちょうど良い頃合です。
「ふふふ〜ん♪」と鼻歌まじりで泳いでいくと、大木が動くように見えました。
「狙い通り新たな生き物発見?! それとも見間違い???」 近寄って行くと、もしかして・・・ そう、本日の画像の「ゴンズイ」です。
ゴンズイ玉と言うよりは「ゴンズイ木」が言い当てていると思います。手の指くらいの太さで10センチ未満の長さのたくさんのゴンズイ。サイパンでは珍しい生き物です。
昨年初めて見て、その後成長していく姿を見届けました。今回はその子孫達でしょうか?嬉しさのあまり、アジを襲うカスミアジのようにカメラを持ってアタックしました。笑。
次々と形を変えるゴンズイ木は、ナマズのようなヒゲをはやして、一斉に砂の中に顔を突っ込んでいます。(たぶんエサを食べているのだと思います。)
「我先に!」次々と後ろから覆いかぶさるので、まるで田畑を耕す耕運機のようです。
実際にすぐ後ろに付いて行くと、モヤモヤと砂煙をあげています。それこそ、アニメのキャラクターで早く走ると砂煙を上げる鳥?ウサギ?を見ているようです。
そんな1コマの顔を捕らえることができたのが、この一枚です。あんまり可愛くない顔ですね...
個人的には中央近くの1匹で、ヒゲをはやした口を全開にしているのが気に入っているのですが、いかがでしょう?
やっぱり、可愛くないですね・・・キマダラウミコチョウにすれば良かったかな???