コメント : マツオリエ
「ウミウシを探したい!」とリクエストにより、ラウラウへ出かけました。昨秋は1ダイブで20種類くらい見つけることができたのですが、今年は爆発的に見つけ出していません。
やっぱり「ウミウシ捜索隊」を結成しないと難しいのかもしれませんね。頑張ろう!っと言いつつ、ウミウシを探します。ペン先ほどの大きさのキマダラウミコチョウが見つかります。
大きい個体(3mmほど)は、体の模様が見えます。オレンジとクリーム色が混ざって、「可愛い!」と人気です。目の悪い人は、ただのオレンジの米粒になってしまいますが...
だんだん目が慣れてくると、透明のエビや小さなカニ・ヤドカリなど甲殻類も見つかります。なかでも体の7倍はあるんじゃないか?!と言う家を持っているヤドカリを見つけました。
ヤドカリ本体は5mmくらいで、家(カイメンの硬いような物質)は7倍ですので3.5cm。どう見てもアンバランス・・・ちゃんと移動できるのか確認しました。
すると、移動するではありませんか!! もし貝なら重くて大変だけど、軽くて丈夫な物質ですのでとてもスムーズでした。なんだか感動してしまいました。
さて、アジ玉。 ラウラウに行けば必ずいるモノです。襲われ始める前の状態は、非常に密度の濃い玉です。
大きな岩ができたかのように、同じ場所でグルグルまわっています。まるで陶芸の粘土のように、上下に伸び縮みする感じです。
よって、そ〜っと近づいて1枚パチリ。逃げないのが素晴らしい!! しばらくして5匹のカスミアジがやってきました。
途端にアジ玉は散らばって、大きな雨雲のように広がり逃げていきます。
所々にアジ球が分散して、小さい玉を作って身を守ります。しかし、すぐにバラバラになって、塊作って、命がけのアジは必死に逃げます。
ダイバーは完全に無視されていますが・・・笑。 おかげで、アジに大接近されて面白かったです。アジに圧倒されて、ウミウシ探しは中止になりました。